会社って何種類あるかご存知ですか？
株式会社しかないと思っている人も多いと思いますが、会社は全部で４種類あります。
そんな会社の種類と違いをご紹介しましょう。

■会社は全部で４種類

会社の種類は全部で４種類あります。
株式会社以外にもいろいろな形態があるのです。

現在、会社組織には
株式会社、
合同会社、
合資会社、
合名会社
の４つがあります。

株式会社と合同会社は、出資者は有限責任であり、会社の債務に関しては出資金額の範囲内でしか責任を負わなくてすみます。

それに対して、合資会社と合名会社は、出資者は無限責任で、会社の債務に対しては出資金額の範囲を超えて責任を負う必要があるのです。

そして株式を流通させて、社外に広く出資者を募ることができる会社を公開会社といいます。
この公開会社になり得るのは、株式会社だけなのです。

■じゃあやっぱり株式会社がいいの？

一般に会社を設立する場合に一番多いのは株式会社です。
株式会社は社会的な信頼が高いので、より多くの資金を集めるのに向いているのです。
株式を公開して上場を目指す場合も、そうでない場合も株式会社を選ぶのが望ましいとされています。

なぜならば、株式会社は、事業が破綻するような事態になっても、有限責任なので個人財産まで責任を負わなくてすむのです。

合名会社や合資会社は、最低資本金の条件がなくて設立が簡単でしたが、会社法施行後はそのメリットはなくなりました。しかも出資者は無限責任を負うので、新規に会社をおこすには向いていません。

また、会社法によって新しく誕生したのが、合同会社です。
この会社は利益の分配や意志決定に関しては、株式会社よりも柔軟に行うことができるし、株式会社よりも設立の手続きが簡単で、費用も安くおさえられるので、小規模な事業に適しているのです。

以上、あまり知られていない？会社の種類でした。