僕は起業してからなかなか売上げを伸ばすことができず、かなり長い間自宅の一室を改造した部屋でパソコンカスタマイズの事業を続けていました。
でも、できる限りコストを掛けない努力をして、とことん『カスタマーがどういうパソコンを欲しいと思うか』ということを突き詰めて考えていました。
成功するための起業精神を持つ
その結果、3年後には売上高が1億円を超えて、リピートしてくださるクライアントも増えました。その後、ベンチャーキャピタルからの出資を得て事業を拡大、オフィスもビルの1フロアを使って40名以上のスタッフとともに仕事してきました。
その中核にはいつも『外資に対抗する競争力』『世の中の役に立てる事業』を据えてきました。その視点は今も間違っていなかったと思いますし、僕の事業を社会的に評価してもらえた最大の理由だと思います。
瞬間的に利益を生み出すビジネスモデルは素晴らしいと思います。
でも、長い目で見たら大手企業の参入や時間の経過とともに淘汰されていく傾向にあります。
だから、自分たちの利益ばかり見つめるのではなく、お客様の利益を考え続ける事業を続けていこうというのが、僕のポリシーです。
最後に、僕のアイデア5か条をご紹介します。
1.長期的なスパンで考える。
2.利益だけでなく、社会に役立つことを考える。
3.カスタマーとして徹底的に体験する。
4.今後の展開を何度も多角的にシュミレーションする。
5.常に世の中の違和感に注目する。
これを僕は守り通してきました。この視点だけは起業する前から持っていましたし、今も変わらず持ち続けています。