僕は年商100億超の企業で代表取締役を務めています。
僕の経験談を1つのサンプルケースとして、あなたの起業に役立ててもらえたらと思い、僕の起業経験をお話しすることにしました。
T社長が起業したきっかけ
まず僕が起業した経緯から。
僕が起業したのは19歳の時。
両親が会社を経営していまして、事業に失敗、巨額の借金を抱えたことが起業のきっかけでした。
大学1年生だった僕は、当然大学に通うどころではなくなり、入学して半年ちょっとで退学しました。
その後は僕も借金を返済するために、アルバイト(家電量販店の販売員)と自分の部屋でのパソコンカスタマイズ(パソコンのパーツごとにオーダーして1人1人の希望に合うように組み立てていくBTO方式)の事業を始めました。
僕がパソコンパーツのカスタマイズ事業を始めたのは、僕自身が家電量販店に勤めていながらも、量産量販されるパソコンに満足していなかったからです。僕のように、ステレオタイプなパソコン製品を疎ましく思い(笑)自分の好きなスペック的にも最高のパーツを組み合わせることで、思い通りのパソコンを安く手に入れたい、と考える人がいるはずだ、というひらめきと確信が、僕を動かしました。
実際、パソコンの各パーツのスペックと価格とを比較して、どこか妥協してパソコンを購入する人は非常に多くて、僕の回りでも『選択肢が無いからこれを買ったんだ』という声をよく耳にしました。
だから、『パソコンを使うカスタマーにとって最良の選択とは?』ということを考えた時、僕がやっているパソコンパーツのカスタマイズ事業は、僕が知りうる中で最善の事業だと判断しました。
ユーザーニーズにあった、安くて良いパソコンを提供したい、起業した当初のこの思いは、今も僕の中で変わらず熱く持ち続けています。