最近頭が固くなってきたなという人におすすめなのが、この本です。
なんていったってこの世の中の99.9パーセントは仮説だといっていうのです。
「麻酔はよく効く」も仮説
「マイナスイオンは体にいい」も仮説
そして、「飛行機が空を飛ぶ」のも仮説だといいます。
本書は、世界が仮説でできているとして、盲目的に信じることの危険性を訴えているのです。
■99.9%は仮説
この本は科学と哲学の本です。
そう聞くとなんだか難しそうな気もするが本書はとてもわかりやすく、やさしい言葉で説明されています。
「世の中のすべては仮説にすぎない」
と聞いてあなたはどう思うでしょうか?
大人になると、多くの情報が知らないうちに頭を固くしていきます。
しかしほんの少しの気づきを得ることで、世界の見え方がガラリと変えてしまうのです。
例えば、飛行機が飛ぶプロセスでさえも仮説だといいます。
飛行機は空気のスピードが早くなり、その部分の圧力が下がり、そして空気の渦ができることで機体が持ち上がるというのが、飛行機が飛ぶ仕組みなのです。
しかし、こんな仕組みも究極的にはおそらくそうだろうという仮説なのです。
だから科学的には~であるという仮説を真実ことは危険なことだと指摘しています。
■頭をやわらかくしよう
本書の内容を簡単にご紹介しましょう。
頭のやわらかい人は、常識はただの仮説にすぎないことを知っているといいます。
自分の頭のなかの仮説に気づくためには、頭が固くなっている場合、自分の頭に固定されている仮説のはずし方を学ぶ必要があるのです。
しかし物事を自分の都合のいいように解釈し、事実を捻じ曲げて思い込みを優先してしまうことには、気をつけなければいけないのです。
また話が通じない相手の場合は、その人がどのような仮説の世界で生きているのかということを想像することをアドバイスしています。
すると自分とは異なる仮説を持っていることがわかるのです。
というように本書では仮説についての捉え方や相対的に物事を見る方法など、
読むと頭がやわらかくなる内容が満載です。視点を広げるためにもおすすめの一冊ですよ。
以上、飛行機は仮説で飛んでいる?!でした。